自作キーボードキット Zinc を組んだ
今回は monksoffunk(もんく)Zinc/Attack25販売中 (@monksoffunkJP) | Twitter さんによる『Zinc』というキーボードキットを組んだ記事です。
Zincとは
4x6がそれぞれ左右に分割されている48キーのキーボードです。
と書くとまさにレツプリなんですが、Zincが面白いのは通常のキーボードみたいに行方向で斜めにずれた Row Staggered なキーレイアウトになっているところなんです。
Mint60 も同様の斜めレイアウトで、分割自作キーボード初心者に最適と評価されているように、Zinc もまた108キーボードに慣れている人がまず手を出してみるのにオススメなキーボードと言えます。どこで買えるの? ここで買えます 25keys.booth.pm
その他 Zinc の設計思想なんかは、monksoffunkJP さんがこちらに詳しく書かれています。 http://www.sho-k.co.uk/tech/735.htmlwww.sho-k.co.uk
記事内で使用しているツール類はこちらの記事をご参照くださいませ。 hdbx.hateblo.jp
今回のビルドでは、ProMicro 用のコンスルーの代わりに、別途購入したピンソケットを使用しています。
- まずビルドガイドを眺める
- ProMicro を使うので、先にProMicroのモゲ防止 をやっておく。
- 基板を置いて眺める
- ダイオードをはんだ付け
- RGB LED をはんだ付け
- ピンソケットをはんだ付け
- TRRSジャックとリセットスイッチをはんだ付け
- プレートにキースイッチをはめる
- LED の動作確認
- ケースをネジ止め
- 完成
- 所感
まずビルドガイドを眺める
ビルドガイドは http://www.sho-k.co.uk/tech/735.html にあります。一通り最初から最後まで目を通しておきます。
ProMicro を使うので、先にProMicroのモゲ防止 をやっておく。
QMK Firmware の Flash とか、ハードウェアの組立作業中には煩わしいものですので、ソフトウェア的作業を先に済ませておくとあとの展開がスムースです。
基板を置いて眺める
- ProMicro は横方向なんだなー、とか
- 基板の裏表が左右同じなんだなー、とか
- キースイッチの南北が Helix や crkbd とちがって順方向なんだなー
とか感じておきます。
ダイオードをはんだ付け
いつものリードベンダーで足を折り曲げて マスキングテープで固定してはんだ付けします ProMicro のところだけは基板の表につけます
雑な導通チェックを行った#zinc pic.twitter.com/0zVNxxiMXy
— MC 英 (@hdbx) December 9, 2018
RGB LED をはんだ付け
基板の○印とLEDのパッド方向に注意しながら配置します はんだ付けの様子は ↓ を参考にしてみてください
オワタRGB LEDを付けていきます。いつものようにはんだごては220℃で、2つずつ。フラックスは先に塗布しました。 #zinc pic.twitter.com/riu0MbiURV
— MC 英 (@hdbx) December 9, 2018
ピンソケットをはんだ付け
ピンソケットを配置してはんだ付け ProMicro を置いてピンヘッダーでぶっ刺して簡易ソケット化
TRRSジャックとリセットスイッチをはんだ付け
プレートにキースイッチをはめる
乳白色のきれいなプレートにこれまたきれいなスペーサーをつけて キースイッチをはめていきます はめ終わったらはんだ付け
LED の動作確認
USB をつないでチェックしたら、途中で光が途切れてました やっててよかったソケット化。ProMicro を外して LED の Din Dout あたりのはんだ付けをやり直し、無事全点灯*1 きれいやん?
ケースをネジ止め
組んだあとに見えるところは化粧ネジ、見えないところはちょっと安いネジ
こだわりのボトムデザイン
組み合わせるプレートによってキーボードの傾きを変えられます。Zinc のエングレービングもおしゃれです
全部組み合わせるとこんな感じ
完成
キーキャップを着せてあげて完成です
DSA Legacy の RUSH カラーの Ortho キットを選びました☺
乳白色のプレートが LED の光をほどよく透過・拡散するので可愛らしい印象ですねー
所感
Helix や crkbd などの Ortholinear 配列と Iris の Column Staggered 配列に慣れきってしまった自分には、Row Staggered は今更無理なんじゃないか?打ちにくいだけなんじゃないか?という懸念もあったのですが、蓋を開けてみれば何のことはない感じで、非常に打ちやすいのがとっても意外でした。
自作キーボードにはまっていろいろ組みまくってるという沼人にもおすすめですよ!!
この記事は Helix [Eucalyn配列改*2] で書きました。